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動力電源生成装置の検討結果

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動力電源生成装置の検討結果

2020.10.20

先日より、当社にて検討していた「ポータブル電源」を用いた動力電源発生装置の負荷試験結果が鶴田電機様のご協力のもと出てきました。
少しテクニカルな話になってしまうのですが、下記結果をご紹介させていただきます。

◆試験条件
・ポータブル電源:EFDELTA(1600KW最大出力、1000kWh)
・AD/DC     :1500W
・DC/AC     :1500W
を3台用いた構成で、三相交流電源(Y結線)を生成。
突入電流対策のため、インバータ:3.7KWを負荷によって選択できるように設置。
インバータをバイパスすることで最大4500Wの負荷にも対応。

という予定でした。

◆試験結果
ポンプ(2.2KW)     → 問題なく動作。突入電流の影響もなく稼働を確認。
機械式駐車場(3.7KW)→ 初動でかなり負荷がかかる可能性がことが想定されており、出力電圧の低下を確認。これにより、チャタリングの問題が発生。
             稼働させることはできませんでした。
             制御回路への電圧供給などクリアすべき点が多くありそうです。
負荷試験       → 最大負荷はおおよそ3KWまで。それ以上になってしまうと、ポータブルバッテリーの安全機能がはたらくようで、それに伴い出力の相関ずれが発生。

ということで、軽負荷であれば対応は問題なし。
この仕様の場合は2.2KWが安全に使用できるという判断となりました。

今後、さらに高負荷に対応しうる動力発生装置を構成する予定です。
年内に2500KW出力のポータブル蓄電池を準備できる予定であるため、最大7500Wまで対応ができる構成にトライしていく予定です。
成功・失敗なども含めこちらのサイトで今後お知らせして参ります。

ポータブルの蓄電池を有効に利用し、有事の時に軽負荷でもよいから動力電源を生成したいなどのご要望がありましたら、当社にてご提案また試作機などのデモを実施させていただくことは可能ですので、お気軽にお声がけいただければと思います。

【御礼】
現在、株式会社鶴田電機様(https://www.tsuruta-electric.co.jp/)とは蓄電池などのソリューション構築などでご協力いただいており、今後も最新の蓄電池ソリューションをご紹介できるように準備中です。
是非、今後のソリューションにご期待いただければと思います。

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