『字』を感じるお寺・慈光寺 / 5月初め
2020.06.21
山へ向かい、綺麗な釣鐘に誘われました。
(鎌倉時代の名工「物部重光」が鋳造し奉納した銅製の梵鐘)
都幾山・慈光寺(比企郡ときがわ町)。
この鐘を越え、すぐに「書体・文字」の碑文がが飛び込んで来ます。
綺麗な自然、由緒ある境内、歴史を感じるお堂の各所に散りばめられています。
経典の字体、平安~昭和まで様々な人の書体。
ざざっと!
・国宝「慈光寺経」紺紙金字経(レプレカ)
・良寛(江戸時代)の優しい字。寺を持たない野僧で子供と遊ぶ逸話が多い。
・空海(平安時代初期)が、いくつかの字体混ぜ破体表現した書の碑。
・平清盛(平安時代末期)「紺紙金字一字宝塔心経」
・会津八一(昭和)「行書心経」
※間違えていたらごめんなさい。
実は私、字に特別な想いは無かったのですが、
これだけ、見せてもらえると、楽しい!!!
「字を残し、記録を残し、伝える。」それが難しかっと時代、
今よりもず~っと大切にされた『字』と出会える、そんなお寺でした。