山門 ~山とお寺~
2020.07.20
長昌山・龍穏寺(埼玉県越生町)の山門。
門より先は、仏様のありがたい聖域です。
はて?
お寺の門なのに、なぜ『山門』って云うのだろう?
お坊様が厳しい修業をするため、俗世とは離れた山にお寺が建てられるように。
修行で有名な山だと、高野山とか比叡山。確かに「山」でお寺をイメージできます。
実際に、名前「姓」&「名」のように
「高野山・金剛峯寺」、「比叡山・延暦寺」のように山号が付くお寺も多いようです。
そんな山号から「山門」と呼ばれるようになったようです。
古くから、山&お寺は聖域として信仰の対象だったんですね。
お寺と云えば、仏教。
中国、唐の時代に「西遊記」のモデルとなった三蔵法師が
インドから経典を持ち帰り、広めた事は あまりに有名です。
三蔵法師も、いくつもの山を乗り越えた事でしょう。
山の信仰が表現されたような山門に出会い、少し調べてみました。