自家消費太陽光発電の電力を安定化するための取り組み
2021.11.27
自家消費発電でどうしても課題としてついてくるのは、使用する電力量に合わせた形での発電量の調整(以下、負荷追従)です。
負荷追従機能を追加する際、常に思うことは、「電気と捨てるために様々な追加設備や工事など、お施主さんからみて無駄な費用が発生している」ということ。
この部分を少しでも効率よく、かつ安定的に利用できないかということで、蓄電池との組み合わせの設備モデルを構築しました。
【構成】
太陽光パネル : 70KW
直流型蓄電池 : 15kWh x 5台
パワーコンディショナ: 10KW x 3台
発電設備は隣接した事務所棟への電源供給として使用します。想定負荷は約30KW弱(季節により変動あり)
蓄電池側の出力を絞り込み、逆潮しないくらいの出力設定とし、負荷追従の機能を使用しない構成としています。
また、RE率は約20%~30%とし、安定電源を供給を実施します。
現在、RE率を上げるためにさらに蓄電池の制御方法、遠隔制御などの継続的な改善等を実施しており、より利用率の上がった自家消費の蓄電池利用パッケージを目指してまいります。