バイオマスで生き残る~再資源化&発電&熱~
2020.09.10
ここ2ヶ月は、更にバイオマスに関する対応に加速が掛っています。
◆バイオマスの職種3事業
1.自然から出る廃棄物を再資源化
[例]
・木の皮(樹皮)を加水分解し畜産飼料として活用
・食品製造から出る残渣を乾燥させて発電&熱の燃料化
2.自然由来の原料を燃料化し発電する事業
[例]
・森林材や建設廃材などを燃焼し発電
・植物性油・廃棄油を燃料活用し発電
・食品残渣や廃棄残渣をメタンガス化し発電
3. 自然由来の原料を燃料化し熱利用する事業
・森林材や賢哲廃材などを燃焼しボイラー熱へ
・再エネ発電の際に出る熱を2次利用
◆特に多い問い合わせ
特徴1:廃棄物を燃料とする事業へ一緒に関わるケース増
特徴2:再資源・発電・熱を自社活用するケース増
つまり、廃棄物が出るところ、その場所で資源やエネルギーにして
自社で活用してしまう事が一番の効率と考える事業者様が急増しているという事。
ESG投資やSDGsが目に見えて浸透してきている事が実感できます。
◆具体的な業務
・有機物廃棄物を加水分解で再資源とするプラント提案事業(亜臨界水設備)
・10MW木質バイオマス発電、事業運営者と事業参加希望者のマッチング3社
・2MW木質バイオマスガス化発電、事業運営者と事業参加希望者のマッチング1社
・3MW燃焼型バイオマス発電所を自家発電&自給利用の事業構成の作成のお手伝い
・インドネシア・PKS燃料の現地ストックと国内発電所への燃料供給の支援の事業者マッチング
・バイオマス発電所の譲渡案件、発電所設備の有用可否の診断に関するご相談
・具体的な廃棄物を産業廃棄物ではなく、再資源や燃料化する方法に関する相談
バイオマスに関しては、怪しい話が殆どで、当社から積極的に関わる事が無いですが、
普段からお付き合いのある信頼できる事業者様との関係で、これだけの業務内容となっております。
資源を有効活用していこうという動きが急加速中、、、
バイオマスに早くから関り、チャレンジし、生き残った事業者は、、、、
これまで未知で手探りだった段階を抜けて、実益を享受できるステージに登ったように感じます。
地道な作業を要する事業ですので、事業性のみ考える投資的な参加者は次々と退席しております。
地域に認められ、地域の特性を理解し、地域に長く根ざせる事業者である事は、必須要件であることを再認識するばかりです。